デフリンピック日本開催に向けて

聴覚障がい者のためのオリンピックが日本で開催されようとしています。デフリンピックと呼ばれるこの大会は国際オリンピック委員会が認めた 4 つのオリンピックの一つ。オリンピック、パラリンピック、スペシャルオリンピックスと並んだ世界的なスポーツイベントです。

大分市高尾台に発足した日本デフビーチバレーボール協会は大分県で唯一、日本パラリンピック委員会に加盟しています。2017 年トルコ開催の第 23 回デフリンピックに参加し、9 位タイに入る活躍を見せました。今年代表選手選考会を開催し、次の第 24 回デフリンピックに向けて 6名の選手と強化練習を続けています。

デフリンピックでのメダル獲得に不可欠なのは国際経験です。10%程度の認知率をアップし、参加選手数や観客数を増加させ、多くのスポンサー支援を得ない限り、資金不足が続き国際大会へのエントリーは不可能です。この悪循環を断ち切るため、まずは我が国で国際大会を親善試合形式で開催することに決定しました。大分国民文化祭の応援事業に認定された機会を生かし、オーストラリア、ポーランド、トルコの3か国を招待する形で展開します。この大会の成功を機にデフスポーツへの関心が高まり、デフリンピック日本開催への機運の高まりを期待します。

代表理事 牛尾洋人